Mac OSをさわってみたい・・・Windowsユーザーなら誰もが一度は考えたことがあるだろう。
しかし、わざわざ買ってまで使いたいとは思わない...そんな人が大半ではないだろうか。
そこで今回は、Windows上のVirtualBoxに憧れのOS Xをインストールする方法を紹介する。
今回は、以下の動作環境で実行した。
[機種名] NEC LaVie Hybrid Frista HF150/A
[CPU] Intel Celeron 3250U
[メモリ] 4096MB
[ホストOS] Microsoft Windows 10 Home 21H1
[VirtualBox] Version 6.1.38
まずはOS Xのインストールディスクファイルを入手する。
以下リンク先から、zipファイルをダウンロードする。
【リンク】OS X 10.8 -InternetArchive
続いて、7-zipをダウンロードする。
7-zipで先ほどダウンロードしたファイルを解凍すると、どこかに InstallESD.dmg というファイルがあるのが確認できるはずだ。
VirtualBoxを起動し、新規をクリックし、以下のように設定する。
名前は好きなものを設定してもよい。
ここで注意してほしいのが、メモリーサイズだ。
OS X Mountain Lionは最低2048MBのメモリを要するため、ホストマシンのメモリが4096MBの場合でも、ゲストマシンのメモリを2048MBに設定する必要がる。
そのあとは流れに任せて設定すればよい。
続いて、設定を開き、以下のように設定する。
「フロッピー」のチェックを外す。
ビデオメモリーを「128MB」にし、「3Dアクセラレーションを有効化」にチェックを入れる。
「空」のドライブに、先ほどの「InstallESD.dmg」をマウントする。
「割り当て」をブリッジアダプター、「プロミスキャスモード」を「すべて」にする。
仮想マシンの作成が完了したら、一度VirtualBoxを閉じる。
VirtualBoxを閉じるのは、開いているとこれから行う設定が反映されないからだ。
閉じたら、cmd.exeを管理者権限で起動する。
起動したら、以下のコマンドを実行する。
↓では、
"OS X ML"となっているが、ここは設定した仮想マシンの名前に置き換えて実行する。
cd "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\" VBoxManage.exe modifyvm "OS X ML" --cpuidset 00000001 000106e5 00100800 0098e3fd bfebfbff VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemProduct" "iMac19,1" VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemVersion" "1.0" VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiBoardProduct" "Mac-AA95B1DDAB278B95" VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/DeviceKey" "ourhardworkbythesewordsguardedpleasedontsteal(c)AppleComputerInc" VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/GetKeyFromRealSMC" 1処理が終了したら、
exitと入力し、cmd.exeを閉じる。
それでは起動しよう。
起動すると、↑のような画面が表示されることがある。
しばらく放置すると画面が切り替わるので、その待つ。
この画面が表示されれば、成功だ。
「主に日本語を使用する」を選択し、(→)をクリックする。
「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックする。
ディスク、ボリューム、またはイメージを選択してください
と表示されたら、左上の「***** GB VBOX HARDDISK Media」を選択する。
「消去」タブをクリックすると、↑のような画面になる。
「名前」の欄に、任意のドライブ名を入力し、「消去」ボタンをクリックする。
「消去してよいか」と訊かれるので、消去をクリックする。
消去が完了したら、メニューバーの「ディスクユーティリティ」>「ディスクユーティリティを終了」を選択し、終了する。
「OS X を再インストール」を選択し、「続ける」をクリックする。
「続ける」をクリックする。
使用許諾契約をよく読み、「同意する」をクリックする。
同意するか訊かれるので、「同意する」をクリックする。
OS Xをインストールするハードディスクを選択し、「インストール」をクリックする。
インストールは時間がかかるので、しばらく放置してかまわない。
ステータスバーのデザインが先ほどとは異なる。
環境にもよるかもしれないが、この「残り時間: 1分未満」というのは、実際には5分ほどかかった。
勝手に再起動するが、操作はしないほうが良いと思われる。
「日本」を選択し、(そもそも候補が日本のみ)「続ける」をクリックする。
「[あ]ことえり」を選択する。
キーボードの操作に慣れている場合は「はい」、慣れていない場合は「いいえ」を選択する。
ちなみに私は、「はい」を選択した。
好みの入力方式は、「ローマ字」と「かな」があるが、自分の使いやすい方を選ぶとよい。
ちなみに私は、「ローマ字」を選択した。
「続ける」をクリックする。
Macに憧れを持っているWindowsユーザは、Macを持っていないのが大半である。
「今は転送しない」を選択し、「続ける」をクリックする。
位置情報サービスを有効にする場合は、□にチェックを入れ、「続ける」をクリックする。
チェックを入れずに「続ける」をクリックすると、↑のようなダイアログが表示されるが、使用しないをクリックする。
Apple IDに登録した電子メールアドレスと、パスワードを入力し、「続ける」をクリックする。