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VirtualboxにOS Xをインストールしてみた

2022/09/24

Mac OSをさわってみたい・・・Windowsユーザーなら誰もが一度は考えたことがあるだろう。

しかし、わざわざ買ってまで使いたいとは思わない...そんな人が大半ではないだろうか。

そこで今回は、Windows上のVirtualBoxに憧れのOS Xをインストールする方法を紹介する。

今回は、以下の動作環境で実行した。

[機種名] NEC LaVie Hybrid Frista HF150/A
[CPU] Intel Celeron 3250U
[メモリ] 4096MB
[ホストOS] Microsoft Windows 10 Home 21H1
[VirtualBox] Version 6.1.38

[ 目次 ]

1. OS Xのインストールディスクを入手する

まずはOS Xのインストールディスクファイルを入手する。

以下リンク先から、zipファイルをダウンロードする。

【リンク】OS X 10.8 -InternetArchive

続いて、7-zipをダウンロードする。

7-zipで先ほどダウンロードしたファイルを解凍すると、どこかに InstallESD.dmg というファイルがあるのが確認できるはずだ。


2. 仮想マシンの作成

VirtualBoxを起動し、新規をクリックし、以下のように設定する。





名前は好きなものを設定してもよい。

ここで注意してほしいのが、メモリーサイズだ。

OS X Mountain Lionは最低2048MBのメモリを要するため、ホストマシンのメモリが4096MBの場合でも、ゲストマシンのメモリを2048MBに設定する必要がる。

そのあとは流れに任せて設定すればよい。

続いて、設定を開き、以下のように設定する。



「フロッピー」のチェックを外す。



ビデオメモリーを「128MB」にし、「3Dアクセラレーションを有効化」にチェックを入れる。



「空」のドライブに、先ほどの「InstallESD.dmg」をマウントする。



「割り当て」をブリッジアダプター、「プロミスキャスモード」を「すべて」にする。


3. インストールの準備

仮想マシンの作成が完了したら、一度VirtualBoxを閉じる。

VirtualBoxを閉じるのは、開いているとこれから行う設定が反映されないからだ。

閉じたら、cmd.exeを管理者権限で起動する。

起動したら、以下のコマンドを実行する。

↓では、

"OS X ML"
となっているが、ここは設定した仮想マシンの名前に置き換えて実行する。
cd "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\"
VBoxManage.exe modifyvm "OS X ML" --cpuidset 00000001 000106e5 00100800 0098e3fd bfebfbff
VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemProduct" "iMac19,1"
VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemVersion" "1.0"
VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiBoardProduct" "Mac-AA95B1DDAB278B95"
VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/DeviceKey" "ourhardworkbythesewordsguardedpleasedontsteal(c)AppleComputerInc"
VBoxManage setextradata "OS X ML" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/GetKeyFromRealSMC" 1
処理が終了したら、
exit
と入力し、cmd.exeを閉じる。


4. ハードディスクをフォーマットする

それでは起動しよう。



起動すると、↑のような画面が表示されることがある。

しばらく放置すると画面が切り替わるので、その待つ。



この画面が表示されれば、成功だ。

「主に日本語を使用する」を選択し、(→)をクリックする。



「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックする。



ディスク、ボリューム、またはイメージを選択してください

と表示されたら、左上の「***** GB VBOX HARDDISK Media」を選択する。



「消去」タブをクリックすると、↑のような画面になる。

「名前」の欄に、任意のドライブ名を入力し、「消去」ボタンをクリックする。



「消去してよいか」と訊かれるので、消去をクリックする。



消去が完了したら、メニューバーの「ディスクユーティリティ」>「ディスクユーティリティを終了」を選択し、終了する。


5. OS Xをインストールする



「OS X を再インストール」を選択し、「続ける」をクリックする。



「続ける」をクリックする。



使用許諾契約をよく読み、「同意する」をクリックする。

同意するか訊かれるので、「同意する」をクリックする。



OS Xをインストールするハードディスクを選択し、「インストール」をクリックする。

インストールは時間がかかるので、しばらく放置してかまわない。



ステータスバーのデザインが先ほどとは異なる。



環境にもよるかもしれないが、この「残り時間: 1分未満」というのは、実際には5分ほどかかった。



勝手に再起動するが、操作はしないほうが良いと思われる。


6. OS Xを設定する



「日本」を選択し、(そもそも候補が日本のみ)「続ける」をクリックする。



「[あ]ことえり」を選択する。

キーボードの操作に慣れている場合は「はい」、慣れていない場合は「いいえ」を選択する。

ちなみに私は、「はい」を選択した。

好みの入力方式は、「ローマ字」と「かな」があるが、自分の使いやすい方を選ぶとよい。

ちなみに私は、「ローマ字」を選択した。

「続ける」をクリックする。

Macに憧れを持っているWindowsユーザは、Macを持っていないのが大半である。

「今は転送しない」を選択し、「続ける」をクリックする。

位置情報サービスを有効にする場合は、□にチェックを入れ、「続ける」をクリックする。



チェックを入れずに「続ける」をクリックすると、↑のようなダイアログが表示されるが、使用しないをクリックする。



Apple IDに登録した電子メールアドレスと、パスワードを入力し、「続ける」をクリックする。











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